2010年度版、アップしました。(2011年1月15日)


by lunaluni

レオ・選 2006年度

 「家、家にあらず」 

 十七才の「瑞江」は、叔母が大名の御殿女中「御年寄・浦尾」であったので、大名「砥部和泉守」の上屋敷に「行儀見習い」の奉公に出る。
 父親は北町奉行所の同心で、母は死去、弟がいる。
 大名家の奥でおきる「事件」、その謎を解く「瑞江」。
 ミステリー時代物です、時代物苦手ですが、グイグイと引き込まれました、
 設定も布石も上手いなー、思わず泣けるんだよ、それも唐突に、負けた。

 「ブレンダと呼ばれた少年」 

 生後七ヶ月の双子の兄弟「ブルース」と「ブライアン」は、おしこが出にくくなり、 「包茎切除手術」をすることになった。
 病院での手術は失敗、ブルースのペニスを焼いてしまった、

 両親は当時「性転換手術」で話題になった「ジョン・マネー博士」の元へ行く、マネー博士は「この子を女の子」として育てる事を進め、転換手術をする、双子の「ブルース」と「ブライアン」は、「ブレンダ」と「ブライアン」となり育つが、ブレンダの違和感は思春期とともに強くなる・・・。
 1980年代のアメリカの医学界、権威ある「マネー博士」の言葉が「神の声」だっ た、 この症例の発表は、当時ジェンダーフリーのプラカードにもなったらしい、 外的な「性器」の有無ではなく、性別は「生得的」であり「脳」がそうなっている と、強く思った。

 「もっとコロッケな日本語を」 

 「ドーダ」と胸張る人々の観察から始まります、思わず「そうだ!」と納得する自分、東海林さんの話術に、まんまと、どっぷりと、からめ取られてしまいます。
 東海林さんの文章が、大好きだ、分かりやすくてユーモアがあって正直だ、そういう文章が書きたい・・・、見栄と鎧を脱がないとだめだろうな、そこが、一番難しい、東海林さんは最強の人だな、そう思う。
[PR]
by lunaluni | 2007-12-24 22:58