2010年度版、アップしました。(2011年1月15日)


by lunaluni

こま・選 2005年度

 「オーデュポンの祈り」伊坂幸太郎(新潮文庫)2003年

 吉野仁の解説冒頭一行「なんとシュールな小説か。」が、このミステリの特徴を言い表している。仙台の沖合いに浮かぶ小島・・・・150年もの間、外部からはその存在を気づかれなかった小島で起きる、カカシが予言を語る不可解な出来事と殺人事件。新しい小説の可能性を切り拓きつつある新鋭のデビュー作の文庫改稿版。小説はまだまだ行ける。

 「笑う門(かど)にはチンドン屋」安達ひでや(石風社)2005年

 「あの<イカ天>が生んだ稀代のチンドン・バカが綴る、因果の果ての極楽」帯文よりこれを読むと福岡へ行って、彼らアダチ宣伝社のチンドンを目の当たりにしたくなってしまうか、さもなくば俺もチンドン屋を開業すべ、と思わず奮い立ってしまう面白さ。本にはサンプルCDがついているけれども、今年キング・レコードから出たCD「愉しいチンドン むかしのうた」アダチ宣伝社を聴くべし。21世紀のチンドンがここにある。サイコー!
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by lunaluni | 2007-12-24 22:16