2010年度版、アップしました。(2011年1月15日)


by lunaluni

シン@本・選 2005年度

 「モッコロくん」藤子・F・不二雄(小学館ぴっかぴかコミックス)

 去年は藤子漫画大量復刊の年でした。しかし、まさかこんなマイナー作まで刊行されるとは!復刊ではなく、三十余年の時を経て初刊行。なんてことない話ですが、それをかけがえのないものに感じさせてくれます。

 「鴎外の遺産1 林太郎と杏奴」(幻戯書房)

 鴎外一族のあの「父親愛」ってなんなんだろうとずっと思っていました。この本で、子供宛の膨大な手紙を読んでいると、少し分かるような気になりました。活字じゃなくて、手書きの手紙を原寸大で復元してあります。次女杏奴の遺品だそうです。「優しいパッパ」の書きっぷりがこちらにも伝わってくるようで、うれしかったな。次女杏奴が生まれてからの年表、鴎外の日記、家族や知人の回想録、詳細な索引などで構成された長い長い長い参考資料を読むうちに、「鴎外パッパのいた時代」を身近に感じていました。

 「スターシップ」伊藤典夫・朝倉久志編(新潮文庫)

 SFの面白さを満喫しました。「夜来たる」に「夜のオデッセイ」に「ブルー・シャンペン」・・・・・・。もう最高です。

 「最後の一壜」スタンリイ・エリン(ハヤカワポケットミステリ)

 本屋で見かけて驚きました。エ、エ、エリンの短編集?さっそく買ってはみたものの、いっぺんに読むのがもったいなくて、ちびりちびりと読みましたが、期待通りの面白さ。翻訳者が深町眞理子・永井淳・小笠原豊樹・小鷹信光など豪華絢爛なのもあってか、文章がすばらしい。ミステリはこれくらい贅沢じゃないとね!
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by lunaluni | 2007-12-24 22:14