2010年度版、アップしました。(2011年1月15日)


by lunaluni

なお・選 2005年度

 「東京奇譚集」村上春樹

 村上春樹はもともと好きな作家ですが、ここのところの小説はそんなにのれなかったりしていて。でもこの短編集はすごく好みでした。読後感がよくて、雰囲気もしっとりと落ち着いていて。くり返し読みたい本。最初は、「不気味な話ばかりだったらやだな」と読むのを躊躇してたんですが、本当に読んでよかった。

 「耽溺者」グレッグ・ルッカ

 いろんなミステリベストなどで挙げられていますが、これは本当におもしろかったです。わたしが今年読んだミステリのなかでは一位。ボディガードのシリーズものの番外編だけど、本編よりおもしろいと思ったくらい。とにかくハードボイルドな女主人公がよかった。余談ですが、昔はやった女性探偵モノとか最近あまりなくて寂しいです。

「漢方小説」中島たい子

 万人に向けておすすめというわけではないですが、探究心がなくて、新人作家には絶対手を出さないわたしが本屋で見てすぐに買い、実際おもしろかったし好きな感じで二度続けて読んでしまい、こういうこともあるんだ、とびっくりしたので。単に、わたしも体調が悪くて漢方薬をのんでいたからというだけなのですが……。でも、この先、この作者がいい作品を書き続けてくれることを心から願っています。
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by lunaluni | 2007-12-24 22:08