2010年度版、アップしました。(2011年1月15日)


by lunaluni

マツモト・選 2001年度

「 the twelve forces 」戸梶 圭太

新刊採点員をやっていたとき、どんどん本を読むことがめんどくさくてつまんなくなって、あ~あたしはとにかく、本は自分で選んで自分のペースで読まないとダメなんだ よ!も~いや!…とブチ切れかけました。そんなときに遭遇(?!)したのがこれ。 あまりにくだらなくて心洗われました。同時に、自分ではたぶん見つけられなかった 作家だろうから、新刊採点員やっててよかったあ!と思いました。 情緒不安定…っていうか、変わり身が早過ぎるか、あたし。

「 海へ 」
南木 佳士

暗いっうんだよな。 でも、自分の中に不安定で不穏で不吉で不埒なモノが潜んでいる自覚はあって、それ が日常の己を凌駕しない程度に「知る」ことは必要かもな、と思ったりします。う~ ん、このマジメさがあたしの限界だなあ。
これを読んだら、ちょっとツラくなったけど同じくらいにちょっと清々しくもなりました。

「 ドキドキしちゃう 」川上 弘美 ~恋愛短編集『ホワイトラブ』に収録~

恋愛小説はかなり不得意分野。2001年中では、山田詠美の『A2Z』がいちばん インパクトあったけど、妙に印象的だったのはこの短編。感情移入してしまいました。 「セックスのない大人の恋愛なんて私は認めない!」と力強く断言したS水Y子という友人に読ませたいもんだ、と思いました。

「 時事少年 」爆笑問題 

10年以上、大田くんの思考形態のファンなので、こういうのを読むとなんか安心するのです。

「 リターン・マッチ 」後藤?

本が見当たらなくて著者のフルネームがわかりません。スミマセン。
夜間高校のボクシング部を題材にしたノンフィクション…なんていうと、ベタベタそ うですが、これは全然違いました。感動系ではありません。

骨太顧問教諭の、若いヤツらに対する期待と、それを裏切られるやるせなさと、それでも抱く一縷の希望…その繰り返しが、予定調和じゃなく描かれてた。ガチンコファイトクラブとはさすがに違う。 人にモノを教える人間の、生徒に対する立ち位置、というのに個人的に興味があるのですが、久々にウソくさくない「先生」を見た気がしました。爽やかじゃないしさ。
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by lunaluni | 2007-12-20 23:45