moto・選 2001年上半期
2007年 12月 20日
☆「錬金術師の帽子」三木卓(講談社)
打ち上げられた花火の
この世のものとは思えぬほどの凄絶な美しさ。
花火小説であり、中年小説であり青春小説であり、
きりきりと胸の締めつけられるような切ない恋愛小説であり、
ミステリーでもあり、ホラー小説でもあり、
暴力について、この世の闇について書かれた、
過激で内省的で幻惑的な小説。
☆「頭蓋骨のマントラ」エリオット・パティスン(ハヤカワ文庫)
ミステリー的にはさほどでもないのだが、
チベットという過酷な歴史を背負った国が舞台である点と、
チベットの牢獄に投獄されている
北京の元刑事である主人公の生き方が、
あの名作、M・C・スミスの
『ゴーリキー・パーク』や『ポーラー・スター』
の主人公・レンコ捜査官を髣髴とさせ、
自己の信念に従って、
孤独な闘いを闘い抜く姿は実に感動的。
打ち上げられた花火の
この世のものとは思えぬほどの凄絶な美しさ。
花火小説であり、中年小説であり青春小説であり、
きりきりと胸の締めつけられるような切ない恋愛小説であり、
ミステリーでもあり、ホラー小説でもあり、
暴力について、この世の闇について書かれた、
過激で内省的で幻惑的な小説。
☆「頭蓋骨のマントラ」エリオット・パティスン(ハヤカワ文庫)
ミステリー的にはさほどでもないのだが、
チベットという過酷な歴史を背負った国が舞台である点と、
チベットの牢獄に投獄されている
北京の元刑事である主人公の生き方が、
あの名作、M・C・スミスの
『ゴーリキー・パーク』や『ポーラー・スター』
の主人公・レンコ捜査官を髣髴とさせ、
自己の信念に従って、
孤独な闘いを闘い抜く姿は実に感動的。
by lunaluni
| 2007-12-20 00:51